Sun Studio 12: C++ ユーザーズガイド

B.2.14 #pragma rarely_called


#pragms rarely_called(funcname[, funcname])

このプラグマは、指定の関数がほとんど呼び出されないことをコンパイラに示唆します。この結果、こういったルーチンの呼び出し側に対するプロファイルフィードバック形式の最適化を、プロファイルの収集を行わずにコンパイラが実施できます。このプラグマが示すことは示唆に過ぎないので、このプラグマに基づいた最適化をコンパイラが行わないこともあります。

#pragma rarely_called プリプロセッサ指令を使用できるのは、指定の関数のプロトタイプが宣言されたあとだけです。次は、#pragma rarely_called の例です。


extern void error (char *message);
#pragma rarely_called(error)

プラグマがその引数として多重定義関数を処理する方法の詳細は、「B.1.1 プラグマの引数としての多重定義関数」を参照してください。