Sun Studio 12: C++ ユーザーズガイド

A.2.22 -fma[={none| fused}]

(SPARC) 浮動小数点の Fused Multiply-Add 命令の自動生成を有効にします。-fma=none を指定すると、これらの命令の生成を無効にします。-fma=fused を指定すると、コンパイラは浮動小数点の Fused Multiply-Add 命令を使用して、コードのパフォーマンスを改善する機会を検出しようとします。

デフォルトは -fma=none です。

コンパイラが Fused Multiply-Add 命令を生成するための最小要件は、-xarch=sparcfmaf と、最適化レベルが -xO2 以上であることです。Fused Multiply-Add 命令をサポートしていないプラットフォームでプログラムが 実行されないようにするため、コンパイラは Fused Multiply-Add 命令を生成する場合、バイナリプログラムにマーク付けをします。