Sun Studio 12: 分散メイク (dmake)

環境変数/マクロ

次のものは、環境変数またはメイクファイルのマクロとして定義することができます。

DMAKE_RCFILE

実行時構成ファイルを定義します。デフォルトの実行時構成ファイルは $(HOME)/.dmakerc です。

DMAKE_GROUP

ジョブの分散先にする構築サーバーグループの名前を定義します。サーバーグループは実行時構成ファイルに定義されます。デフォルトのサーバーグループは、実行時構成ファイルの 1 番目のグループです。

DMAKE_MAX_JOBS

実行時構成ファイルの中で指定されている構築サーバーグループに分散される最大ジョブ数を定義します。デフォルトの最大ジョブ数は、構築サーバーグループに指定されるジョブの総数です。ジョブは、実行時構成ファイルの中で出現する順に 1 ずつホストから減算、またはホストに加算されます。

例については、このマニュアルページの -j オプションを参照してください。

DMAKE_ADJUST_MAX_JOBS

次のいずれかのキーワードを含めることができます。

DMAKE_MODE

次のいずれかのキーワードを含めることができます。

DMAKE_ODIR

dmake が一時出力ファイルを書き込みおよび読み取りできる共通の物理ディレクトリを定義します。

この環境変数やマクロは、ローカルホスト上のホームディレクトリとすべてのリモートホスト上のホームディレクトリが同じ物理ホームディレクトリでない場合にだけ使用します。

たとえば、このオプションはスーパーユーザーが使用します。

DMAKE_OUTPUT_MODE

ログファイルの形式を定義します。次のキーワードのどれか 1 つを含むことができます。


host1 --> 1 個のジョブ
echo "Done host1"
host2 --> 1 個のジョブ
echo
"Done host2"
host1 --> ジョブ出力
echo "Done host1"
Done host1
host2 --> ジョブ出力
echo "Done host2"
Done host2

これは dmake のデフォルトです。


echo "Done host1"
Done host1
echo "Done host2"
Done host2