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クラス RWFile の使用法 |
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クラス RWFile のコンストラクタは次のプロトタイプを持っています。
RWFile(const char* filename, const char* mode = 0);
RWFile を作成した後には、メンバー関数 isValid() を使用して、ファイルのオープンが正常に行われたかどうかを検査する必要があります。
ファイルをフラッシュする (内部バッファにためられたデータをファイルに書き込む) ためのメンバー関数、およびファイルが空か、エラーがあるか、あるいはファイルの終わりか等を調べるためのメンバー関数があります。
例
クラス RWFile には、ファイルの状態を判別するためのメンバー関数や、さまざまな組み込み型を一度に 1 つずつ、あるいは配列として読み書きするためのメンバー関数があります。ファイルポインタの位置を、関数 SeekTo()、SeekToBegin()、および SeekToEnd() で再設定することができます。RWFile クラスの機能の詳細は、『Tools.h++ 7.0 クラスライブラリ・リファレンスマニュアル』に記載されています。
たとえば、ファイル名を "test.dat" にして RWFile を作成し、int 型のデータを読み取り (ファイルが空でない場合)、その値に 1 を加えて再びファイルに書き込む場合は、次のように記述します。
#include <rw/rwfile.h>
main(){ RWFile file("test.dat"); // RWFile を作成する // このファイルが存在するか、また読み取りや書き込み // パーミッションを持っているかをチェックする if ( file.Exists() ) { int i = 0; // このファイルが空でなければ int を読み取る if ( !file.IsEmpty() ) file.Read(i); i++; file.SeekToBegin(); file.Write(i); // int を書き換える } return 0; } |