Rogue Wave バナー
前へマニュアルの先頭へ目的索引次へ

14.6 順序付きシーケンスのマージ

アルゴリズム merge() は、2 つの順序付きシーケンスを組み合わせて、新規の順序付きシーケンスを作成します。結果のサイズは、2 つの引数シーケンスのサイズの合計となります。これは、両方の集合で重複する要素を削除する set_union() 演算とは対照的です。set_union() 関数については、この章の後の節で説明します。

マージ操作は安定しています。つまり、2 つの範囲にある等価要素について、各範囲の値の相対順序が保持されるだけでなく、最初の範囲の値は常に第 2 の範囲の要素に先行します。2 つの範囲は反復子の対で定義され、結果は単一の出力反復子によって定義されます。引数は、次のように宣言されます。

次のプログラム例は、単純マージ、インサータによるマージの使用方法、出力ストリーム反復子によるマージの使用方法を説明しています。

アルゴリズム inplace_merge() (13.4.6 節) を使用して、単一シーケンスの 2 つのセクションを 1 つのシーケンスにマージすることができます。


前へマニュアルの先頭へ目次索引次へ
Copyright (c) 1998, Rogue Wave Software, Inc.
このマニュアルに関する誤りのご指摘やご質問は、電子メールにてお送りください。
OEM リリース, 1998 年 6 月