Sun Studio 12: パフォーマンスアナライザ

「パフォーマンスアナライザ」ウィンドウ


注 –

次に、「パフォーマンスアナライザ」ウィンドウの簡単な概要を示します。次で説明するタブの機能および特徴の詳細は、第 4 章「パフォーマンスアナライザツール」とオンラインヘルプを参照してください。


「パフォーマンスアナライザ」ウィンドウは、複数のタブで構成されており、メニューバーとツールバーが付いていますパフォーマンスアナライザの起動時に表示されるタブには、各関数の排他的メトリックと包括的メトリックをまとめた、プログラムの関数の一覧が表示されます。この一覧の内容は、ロードオブジェクト、スレッド、軽量プロセス (LWP)、CPU、およびタイムスライスによりフィルタ処理できます。

関数を選択すると、その関数の呼び出し元と呼び出し先が別のタブに表示されます。このタブでは、呼び出しツリーをたどり、たとえば、メトリック値の大きい部分を探すことができます。

このほか、ソースコードと逆アセンブリコードの 2 つのタブがあります。ソースコードのタブには、行単位でパフォーマンスメトリック付きのソース行と、コンパイラのコメントがインタリーブされ、逆アセンブリコードのタブには、各命令のメトリック付きの逆アセンブリコードと、可能であればソースコードおよびコンパイラのコメントがインタリーブされます。

パフォーマンスデータは、時間の関数として別のタブに表示されます。

このほか、実験とロードオブジェクトの詳細、関数の概要情報、メモリーリーク、およびプロセスの統計を表示するタブもあります。

そのほかに、索引オブジェクト、メモリーオブジェクト、データオブジェクト、データレイアウト、行、および PC を表示するタブもあります。各タブの詳細については、「アナライザデータ表示」を参照してください。

また、スレッドアナライザのデータを記録した実験用に、データの競合とデッドロックのタブもあります。タブは、読み込んだ実験がそれらをサポートするデータを持つ場合にのみ表示されます。

スレッドアナライザの詳細については、『Sun Studio 12: Thread Analyzer User’s Guide』を参照してください。

パフォーマンスアナライザは、マウスの使用だけでなく、キーボードから操作することもできます。