Sun Studio 12: パフォーマンスアナライザ

raw ハードウェアカウンタリストの形式

raw ハードウェアカウンタリストに含まれる情報は、既知のハードウェアカウンタリストに含まれる情報のサブセットです。それぞれの行には、cpu-track(1) によって使用された内部カウンタ名、そのカウンタを使用できるレジスタ番号 (単数または複数)、デフォルトのオーバーフロー値、およびカウンタ単位が含まれており、カウンタ単位は CPU-cyclesEvents です。

カウンタがプログラムの実行に関連のないイベントを測定する場合、タイプ情報の最初のワードは not-program-related になります。そのようなカウンタの場合、プロファイリングで呼び出しスタックが記録されませんが、その代わりに、擬似関数 collector_not_program_related で使用された時間が示されます。スレッドと LWP ID は記録されますが、意味がありません。

raw カウンタのデフォルトのオーバーフロー値は 1000003 です。この値は、ほとんどの raw カウンタでは最適ではないため、raw カウンタを指定するときにタイムアウト値を指定する必要があります。