Sun Studio 12: パフォーマンスアナライザ

ppgsz での collect の使用

ppgsz(1) で collect を使用することができます。このためには、ppgsz コマンド上で -F on フラグまたは -F all フラグを指定して collect を実行します。親の実験は ppgsz 実行可能ファイル上にあり、無関係です。パスに 32 ビット版の ppgsz があり、64 ビットプロセス対応のシステムで実験を実行すると、ppgsz によって最初にその 64 ビット版が exec されて、_x1.er が作成されます。この実行可能ファイルはフォークし、_x1_f1.er が作成されます。

子プロセスは、exec が成功するまで、パス上の最初のディレクトリ、次に 2 つ目のディレクトリというように、指定された名前のターゲットの exec を試みます。たとえば 3 回目の試みが成功した場合、最初の 2 つの派生の実験にはそれぞれ _x1_f1_x1.er_x1_f1_x2.er という名前が付けられ、両者は完全に空です。ターゲット上の実験は成功した exec (この例では 3 番目) から得られたものであり、_x1_f1_x3.er という名前で、親の実験の下に格納されます。この実験は、test.1.er/_x1_f1_x3.er に対してアナライザまたは er_print ユーティリティーを呼び出すことによって直接処理できます。

上記の例と同じパスで、初期プロセスが 64 ビットの ppgsz であるか、32 ビットカーネル上で 32 ビットの ppgsz を呼び出した場合、本当のターゲットを exec するフォークの子のデータは _f1.er に格納され、本当のターゲットの実験は _f1_x3.er に格納されます。