Sun Studio 12: パフォーマンスアナライザ

データのフィルタリング

デフォルトでは、各タブのデータは、すべての実験、すべての標本、すべてのスレッド、すべての LWP、およびすべての CPU について表示されます。「データをフィルタ」ダイアログボックスを使用して、データのサブセットを選択できます。

「データをフィルタ」ダイアログボックスには、「基本」タブと「詳細」タブがあります。「基本」タブでは、フィルタするデータの実験を選択できます。その後、メトリックを表示する標本、スレッド、LWP、および CPU を指定できます。「詳細」タブではフィルタ式を指定でき、そのフィルタ式が真と評価されたデータレコードは、表示に組み込まれます。フィルタ式で使用する文法については、「式の文法」を参照してください。

アナライザの「関数」タブ、「データレイアウト」タブ、「データオブジェクト」タブ、または「メモリーオブジェクト」タブで選択を行なった場合、ツールバーの「フィルタ句を構成」ボタンをクリックすると「データをフィルタ」ダイアログボックスの「詳細」タブが開き、「フィルタ句」テキストボックスに、選択した項目を反映した句が読み込まれます。

「データをフィルタ」ダイアログボックスの使い方の詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

実験の選択

アナライザでは、複数の実験が読み込まれているときに、実験によってフィルタリングできます。実験は個々に読み込むことも、実験グループを名前で指定することもできます。

標本の選択

標本には 1 〜 N の番号が付けられ、任意の標本セットを選択できます。選択する標本は、標本番号をコンマで区切ったリストで指定するか、または 1 – 5 のように範囲を指定します。 す。

スレッドの選択

スレッドには 1 〜 N の番号が付けられ、任意のスレッドセットを選択できます。選択するスレッドは、スレッド番号をコンマで区切ったリストで指定するか、または範囲を指定します。 スレッドのプロファイルデータは、LWP 上でスレッドが実際にスケジュールされている実行部分のみをカバーします。

LWP の選択

LWP には 1 〜 N の番号が付けられ、任意の LWP セットを選択できます。選択する LWP は、LWP 番号をコンマで区切ったリストで指定するか、または範囲を指定します。同期データが記録されている場合は、報告される LWP は、同期イベントの入口の LWP になり、これは同期イベントの出口の LWP とは異なる場合があります。

Linux システムでは、スレッドと LWP は同義です。

CPU の選択

CPU 情報が記録されている場合は (Solaris OS)、任意の CPU セットを選択できます。選択する CPU は、CPU 番号をコンマで区切ったリストで指定するか、または範囲で指定します。