データ空間プロファイルはキャッシュミスなどのメモリー関係のイベントの報告データを集めたもので、メモリー関係のイベントが発生する命令だけではなく、イベントを発生させるデータオブジェクト参照についても報告します。データ空間プロファイリングは、Linux システムでは利用できません。
データ空間プロファイリングを可能にするには、ターゲットは、-xhwcprof フラグと -xdebugformat=dwarf -g フラグを付けて SPARC アーキテクチャー用にコンパイルされた C プログラムである必要があります。さらに、収集されるデータは、メモリー関係のカウンタのハードウェアカウンタプロファイルでなければならず、カウンタ名の前にオプションの + 記号を付加する必要があります。パフォーマンスアナライザには、データ空間プロファイリング関係のタブとして、「データオブジェクト」タブと「データレイアウト」タブのほか、メモリーオブジェクト用の各種のタブが含まれています。
データ空間プロファイリングは、プロファイル間隔の前にプラス記号 (+) を付加することで、時間ベースのプロファイリングとともに実施できます。