特定のクラスのすべてのメンバー関数にブレークポイントを設定するには、stop inclass コマンドを使用します。
デフォルトでは、ブレークポイントはクラスで定義されたクラスメンバー関数だけに挿入され、ベースクラスから継承した関数には挿入されません。ベースクラスから継承した関数にもブレークポイントを挿入するには、-recurse オプションを指定します。
クラス shape で定義されたすべてのメンバー関数にブレークポイントを設定するには、次のように入力します。
(dbx) stop inclass shape |
クラス shape で定義されたすべてのメンバー関数およびクラスから継承する関数にブレークポイントを設定するには、次のように入力します。
(dbx) stop inclass shape -recurse |
inclass イベントを指定する詳細については、「inclass classname [-recurse | -norecurse]」および 「stop コマンド」を参照してください。
stop inclass およびその他のブレークポイントを選択することにより、大量のブレークポイントが挿入される場合があるため、dbx 環境変数 step_events を必ず on に設定し、step および next コマンドの実行速度を上げるようにしてください (「イベント効率」参照)。