(5.2.4.2.2) 浮動小数点の結果を返す浮動小数点演算、および <math.h> と <complex.h> のライブラリ関数の精度。
浮動小数点演算の精度は FLT_EVAL_METHOD の設定に合わせられます。<math.h> および <complex.h> のライブラリ関数の精度は、libm(3LIB) のマニュアルページに示されているとおりです。
(5.2.4.2.2) FLT_ROUNDS の規格外の値に対する丸め動作。
この実装に該当するものはありません。
(5.2.4.2.2) FLT_EVAL_METHOD の規格外の負の値に対する評価方法。
この実装に該当するものはありません。
(6.3.1.4) 整数を、元の値を正確に表現できない浮動小数点数に変換したときの丸め方向。
そのとき有効な丸め方向モードに従います。
(6.3.1.5) 浮動小数点数を短い浮動小数点数に変換した場合の丸め方向。
そのとき有効な丸め方向モードに従います。
(6.4.4.2) 特定の浮動小数点定数を表現する方法 (表現可能な最近似値か、最近似値にもっとも近い最大または最小値)。
浮動小数点定数はつねに表現可能な最近似値に丸められます。
(6.5) FP_CONTRACTプラグマが許可していない場合に浮動小数点式を短縮するかどうか、また、短縮する場合はその方法。
この実装に該当するものはありません。
(7.6.1) FENV_ACCESS プラグマのデフォルトの状態。
-fsimple=0 の場合、デフォルトは ON です。それ以外の -fsimple のほかのすべての値で FENV_ACCESS のデフォルト値は OFF です。
(7.6, 7.12) 追加の浮動小数点例外、丸めモード、環境、分類、マクロ名。
この実装に該当するものはありません。
(7.12.2) FP_CONTRACTプラグマのデフォルトの状態。
-fsimple=0 の場合、デフォルトは OFF です。それ以外の -fsimple のほかのすべての値で FP_CONTRACT のデフォルト値は ON です。
(F.9) IED 60559 準拠の実装で丸め結果が実際には数学的な演算結果に等しくない場合に「不正確」の浮動小数点例外が立てられるかどうか。
結果の判定は不可能です。
(F.9) IEC 60559 準拠の実装で結果が小さいが不正確でない場合に、アンダーフロー (および「不正確」) の浮動小数点例外を立てられるかどうか。
アンダーフロー時のトラップが無効 (デフォルト) の場合、このようなケースでハードウェアはアンダーフローや不正確の例外を立てません。