複素数ライブラリでは、すべての基本算術演算子が定義されています。特に、次の 5 つの演算子は通常の型の演算と同様に使用することができ、優先順序も同じです。
+ - / * =
演算子 - は、通常の型の場合と同様に 2 項演算子としても単項演算子としても使用できます。
このほか、次の演算子の使用方法も通常の型で使用する演算子と同様です。
加算代入演算子 (+=)
減算代入演算子 (-=)
乗算代入演算子 (*=)
除算代入演算子 (/=)
ただし、この 4 つの演算子については、式の中で使用可能な値は生成されません。したがって、次のコードは機能しません。
complex a, b; ... if ((a+=2)==0) {...}; // illegal b = a *= b; // illegal |
また、等しいか否かを判定する 2 つの演算子 (==、!=) は、通常の型で使用する演算子と同様に使用することができます。
算術式で実数と複素数が混在しているときは、C++ では複素数のための演算子関数が使用され、実数は複素数に変換されます。