出力ファイルまたは実行可能ファイルの名前を filename (ファイル名) に指定します。
コンパイラは、テンプレートインスタンスを格納する必要がある場合には、出力ファイルのディレクトリにあるテンプレートリポジトリに格納します。たとえば、次のコマンドでは、コンパイラはオブジェクトファイルを ./sub/a.o に、テンプレートインスタンスを ./sub/SunWS_cache 内のリポジトリにそれぞれ書き込みます。
example% CC -instances=extern -o sub/a.o a.cc |
コンパイラは、読み込むオブジェクトファイルに対応するテンプレートリポジトリからテンプレートインスタンスを読み取ります。たとえば、次のコマンドは ./sub1/SunWS_Cache と ./sub2/SunWS_cache を読み取り、必要な場合は ./SunWS_cache に書き込みます。
example% CC -instances=extern sub1/a.o sub2/b.o |
詳細は、「7.4 テンプレートリポジトリ」を参照してください。
この filename は、コンパイラが作成するファイルの型に合った接尾辞を含むする必要があります。また、CC ドライバはソースファイルには上書きしないため、ソースファイルとは異なるファイルを指定する必要があります。