-xprefetch_level=i オプションを使用して、-xprefetch=auto で決定した先読み命令の自動挿入の攻撃性を調整することができます。-xprefetch_leve が高くなるほど、コンパイラはより攻撃的に、つまりより多くの先読みを挿入します。
-xprefetch_level に適した値は、アプリケーションでのキャッシュミス数によって異なります。-xprefetch_level の値を高くするほど、キャッシュミスが多いアプリケーションの性能が向上する可能性が高くなります。
i には 1、2、3 のいずれかを指定します。
表 A–44 -xprefecth_level の値
値 |
意味 |
---|---|
1 |
先読み命令の自動的な生成を有効にします。 |
2 |
-xprefetch_level=1 の対象以外にも、先読み挿入対象のループを追加します。-xprefetch_level=1 で挿入された先読み以外に、先読みが追加されることがあります。 |
3 |
-xprefetch_level=2 の対象以外にも、先読み挿入対象のループを追加します。-xprefetch_level=2 で挿入された先読み以外に、先読みが追加されることがあります。 |
デフォルトは、-xprefetch=auto を指定した場合は -xprefetch_level=1 になります。
このオプションは、-xprefetch=auto を指定し、最適化レベルを 3 (-xO3) 以上に設定して、先読みをサポートするプラットフォーム (v9、v9a、v9b、generic64、native64) でコンパイルした場合にだけ有効です。