Sun Studio 12 Update 1: C++ ユーザーズガイド

B.2.15 #pragma rarely_called


#pragms rarely_called(funcname[, funcname])

このプラグマは、指定の関数がほとんど呼び出されないことをコンパイラに示唆します。このヒントにより、コンパイラは、プロファイル収集段階に負担をかけることなく、ルーチンの呼び出し元でプロファイルフィードバック方式の最適化を行うことができます。このプラグマはヒントの提示ですので、コンパイラは、このプラグマに基づく最適化を行わないこともあります。

#pragma rarely_called プリプロセッサ指令を使用できるのは、指定の関数のプロトタイプが宣言されたあとだけです。次は、#pragma rarely_called の例です。


extern void error (char *message);
#pragma rarely_called(error)

プラグマがその引数として多重定義関数を処理する方法の詳細は、「B.1.1 プラグマの引数としての多重定義関数」を参照してください。