Sun Studio 12 Update 1: Fortran ユーザーズガイド

3.4.40 -g

デバッグとパフォーマンス分析のためにコンパイルします。

dbx(1) デバッグユーティリティーによるデバッグ、およびパフォーマンスアナライザによるパフォーマンス分析のために、シンボルテーブル情報を生成します。

-g の指定がなくてもある程度のデバッグはできますが、dbxデバッガのすべての機能を使用するには、-g を付けてコンパイルする必要があります。

-g とともに指定した、ほかのオプションの機能の一部が制限される場合があります。詳細は、『dbx コマンドによるデバッグ』を参照してください。

パフォーマンスアナライザの機能を最大限に利用するには、-g オプションを指定してコンパイルします。一部のパフォーマンス解析機能では、 -g オプションを必要としませんが、注釈付きのソース、一部の関数レベル情報、およびコンパイラの注釈メッセージを表示するには -g を指定してコンパイルする必要があります。詳細は、analyzer(1) マニュアルページおよびマニュアル『Sun Studio プログラムのパフォーマンス解析』を参照してください。

-g で生成される注釈メッセージは、プログラムのコンパイル時にコンパイラの実行した最適化と変換について説明します。これらのメッセージは、ソースコードに挿入されているため、er_src(1) コマンドで表示できます。

注釈メッセージは、コンパイラが実際に最適化を実行した場合に限り表示されます。-xO4-fast などを使用して高度な最適化レベルを要求すると、注釈メッセージの表示される可能性が高くなります。