カウントデータを記録します (Solaris システムのみ)。
この機能を使用するには、Add-on Cool Tools for OpenSPARC に含まれているバイナリインタフェースツール (Binary Interface Tool、BIT) をインストールする必要があります。このツールは、http://cooltools.sunsource.net/ からダウンロードできます。BIT は、Solaris バイナリのパフォーマンスやテストスイートカバレージの測定用ツールです。
option には次のいずれかの値を指定できます。
on - 関数と命令のカウントデータの収集を有効にします。カウントデータと、シミュレートされたカウントデータは、実行可能ファイル、および設置されており実行可能ファイルが静的にリンクされている任意の共有オブジェクトについて、それらの実行可能ファイルと共有オブジェクトが -xbinopt=prepare オプションでコンパイルされたものであれば、記録されます。静的にリンクされていても -xbinopt=prepare オプションでコンパイルされていないそのほかの共有オブジェクトは、データに含まれません。動的に開かれる共有オブジェクトは、シミュレートされたカウントデータに含まれません。
関数、行などのカウントメトリックスに加えて、パフォーマンスアナライザの「命令頻度」タブ、または er_print ifreq コマンドにより、さまざまな命令の利用率の概要を確認することもできます。
off - カウントデータの収集を無効にします。
static - ターゲットの実行可能ファイル、および静的にリンクされている共有オブジェクト内で、すべての命令が 1 回だけ実行されたという前提で実験を生成します。-c on オプションと同様に、-c static オプションも、実行可能ファイルと共有オブジェクトが -xbinopt=prepare フラグを指定してコンパイルされている必要があります。
デフォルトでは、カウントデータの収集を無効にします。ほかの種類のデータについて、カウントデータを収集することはできません。