ターゲット名とターゲット引数を指定してアナライザを起動すると、アナライザによって Oracle Solaris Studio の「パフォーマンスコレクタ」ウィンドウが開かれます。このウィンドウでは、指定したターゲットに実験を記録できます。引数を指定せずに、または実験リストを指定してアナライザを起動した場合、新規の実験を記録するには、「ファイル」->「実験を収集」を選択して「パフォーマンスコレクタ」ウィンドウを開きます。
「収集」ウィンドウの「実験を収集」タブには、ターゲットとその引数、および実験の実行に使用する各種パラメータを指定できるパネルがあります。パネル内のオプションは、第 3 章パフォーマンスデータの収集で説明されている collect コマンドで使用できるオプションに対応します。
このパネルのすぐ下には、「プレビューコマンド」ボタンとテキストフィールドがあります。このボタンをクリックすると、テキストフィールドに、「実行」ボタンをクリックしたときに使用される collect コマンドが取り込まれます。
「収集するデータ」タブでは、収集するデータの種類を選択できます。
「入力/出力」タブには 2 つのパネルがあります。コレクタ自体からの出力を受け取るパネルと、プロセスからの出力を受け取るパネルです。
一連のボタンを使って、次の操作を実行できます。
実験を実行する
実行を終了する
実行中に「一時停止」、「再開」、および「標本」シグナルをプロセスに送信する (対応するシグナルが指定されている場合に有効)
ウィンドウを閉じる
実験の進行中にウィンドウを閉じても、実験は続行されます。ウィンドウを再度開くと、実行中にパネルが開いたままであったかのように、実行中の実験が表示されます。実験の実行中にアナライザを終了しようとすると、実行を終了するか継続するかを確認するダイアログボックスが表示されます。