注釈付きソースのリストに含めるコンパイラのコメントクラスを指定します。クラスリストはコロンで区切ったクラスのリストであり、次のメッセージクラスがゼロ個以上含まれています。
表 5–4 コンパイルコメントメッセージクラス|
クラス |
意味 |
|---|---|
|
b[asic] |
基本的なレベルのメッセージを表示します。 |
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v[ersion] |
ソースファイル名、最終修正日付、コンパイラコンポーネントのバージョン、コンパイル日付とオプションなどのバージョンメッセージを表示します。 |
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pa[rallel] |
並列化に関するメッセージを表示します。 |
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q[uery] |
最適化に影響するコードに関する問い合わせメッセージを表示します。 |
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l[oop] |
ループの最適化と変換に関するメッセージを表示します。 |
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pi[pe] |
ループのパイプライン化に関するメッセージを表示します。 |
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i[nline] |
関数のインライン化に関するメッセージを表示します。 |
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m[emops] |
ロード、ストア、プリフェッチなどのメモリー操作に関するメッセージを表示します。 |
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f[e] |
フロントエンドのメッセージを表示します。 |
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co[degen] |
コードジェネレータのメッセージを表示します。 |
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cf |
ソースの下部にコンパイラのフラグを表示します。 |
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all |
すべてのメッセージを表示します。 |
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none |
メッセージを表示しません。 |
all および none クラスは常に単独で指定します。
scc コマンドを省略した場合は、basic がデフォルトのクラスになります。class-list が空の状態で scc コマンドを入力した場合、コンパイラのコメントは出力されません。通常、scc コマンドは、.er.rc ファイルでのみ使用します。