Oracle Solaris Studio 12.2: パフォーマンスアナライザ

scc com_spec

注釈付きソースのリストに含めるコンパイラのコメントクラスを指定します。クラスリストはコロンで区切ったクラスのリストであり、次のメッセージクラスがゼロ個以上含まれています。

表 5–4 コンパイルコメントメッセージクラス

クラス 

意味  

b[asic]

基本的なレベルのメッセージを表示します。 

v[ersion]

ソースファイル名、最終修正日付、コンパイラコンポーネントのバージョン、コンパイル日付とオプションなどのバージョンメッセージを表示します。 

pa[rallel]

並列化に関するメッセージを表示します。 

q[uery]

最適化に影響するコードに関する問い合わせメッセージを表示します。 

l[oop]

ループの最適化と変換に関するメッセージを表示します。 

pi[pe]

ループのパイプライン化に関するメッセージを表示します。 

i[nline]

関数のインライン化に関するメッセージを表示します。 

m[emops]

ロード、ストア、プリフェッチなどのメモリー操作に関するメッセージを表示します。 

f[e]

フロントエンドのメッセージを表示します。 

co[degen]

コードジェネレータのメッセージを表示します。 

cf

ソースの下部にコンパイラのフラグを表示します。 

all

すべてのメッセージを表示します。 

none

メッセージを表示しません。 

all および none クラスは常に単独で指定します。

scc コマンドを省略した場合は、basic がデフォルトのクラスになります。class-list が空の状態で scc コマンドを入力した場合、コンパイラのコメントは出力されません。通常、scc コマンドは、.er.rc ファイルでのみ使用します。