Oracle Solaris Studio 12.2: パフォーマンスアナライザ

フィルタリング用の標本、スレッド、LWP、および CPU の選択

選択リスト

次に、選択の構文の例を示します。この構文はコマンドの説明で使用されます。


[experiment-list:]selection-list[+[
experiment-list:]selection-list … ]

各選択リストの前には、空白なしの 1 つのコロンで区切って実験リストを指定できます。選択リストを正符号 (+) で結合して、複数の選択を指定することもできます。

実験リストと選択リストの構文は同じで、次の例に示すように、キーワード all、または空白なしのコンマで区切った番号または番号の範囲 (n-m) のリストを指定できます。


2,4,9-11,23-32,38,40

実験番号は experiment_list コマンドを使用して特定できます。

次に選択の例をいくつか示します。


1:1-4+2:5,6
all:1,3-6

1 つ目の例では、実験 1 からオブジェクト 1 ~ 4、実験 2 からオブジェクト 5 ~ 6 を選択しています。2 つ目の例では、すべての実験からオブジェクト 1 と 3 ~ 6 を選択しています。オブジェクトは、LWP、スレッド、または標本のいずれかです。

選択用のコマンド

LWP、標本、CPU、およびスレッドを選択するためのコマンドは相互に依存しています。コマンドの実験リストの内容が、直前のコマンドのリストの内容と異なる場合は、最新のコマンドの実験リストの内容が、次のようにして 3 つのタイプの選択ターゲット (LWP、標本、スレッド) のすべてに適用されます。

sample_select sample_spec

情報を表示する標本を選択します。コマンドが終了すると、選択された標本が一覧表示されます。

lwp_select lwp_spec

情報を表示する LWP を選択します。コマンドが終了すると、選択された LWP が一覧表示されます。

thread_select thread_spec

情報を表示するスレッドを選択します。コマンドが終了すると、選択されたスレッドが一覧表示されます。

cpu_select cpu_spec

情報を表示する CPU を選択します。コマンドが終了すると、選択された CPU が一覧表示されます。