Oracle Solaris Studio 12.2: パフォーマンスアナライザ

OpenMP メトリックス

OpenMP プログラムの時間プロファイルイベントを処理するときは、OpenMP システム内の 2 つの状態でそれぞれ費やされた時間に対応する 2 つのメトリックスが示されます。「OpenMP ワーク」と「OpenMP 待ち」です。

スレッドがユーザーコードから実行されたときは、逐次か並列かを問わず、「OpenMP ワーク」に時間が累積されます。スレッドが何かを待って先に進めないときは、その待機が busy-wait (spin-wait) であるかスリープ状態であるかを問わず、「OpenMP 待ち」に時間が累積されます。これら 2 つのメトリックスの合計は、時間プロファイル内の「合計 LWP 時間」メトリックに一致します。

OpenMP 待ちメトリックスとOpenMP ワークメトリックスは、ユーザーモード、上級モード、およびマシンモードに表示されます。