Oracle Solaris Studio 12.2: パフォーマンスアナライザ

<Total> 関数

<Total> 関数は、プログラム全体を表すために使用される擬似的な構成概念です。すべてのパフォーマンスメトリックスは、呼び出しスタック上の関数のメトリックスとして加算されるほかに、<Total> という特別な関数のメトリックスに加算されます。この関数は関数リストの先頭に表示され、そのデータを使用してほかの関数のデータの概略を見ることができます。呼び出し元 - 呼び出し先リストでは、任意のプログラム実行のメインスレッドにおける _start() の名目上の呼び出し元、また作成されたスレッドの _thread_start() の名目上の呼び出し元として表示されます。スタックの展開が不完全であった場合、<Total> 関数は、<Truncated-stack> の呼び出し元として表示される可能性があります。