Oracle Solaris Studio 12.2: パフォーマンスアナライザ

共通部分式の削除

非常に一般的な最適化の例として、1 つの式が複数の場所に存在するときに、この式のコードを 1 つの場所にまとめることによってパフォーマンスを向上させることができます。たとえば、コードブロックの ifelse の分岐の両方で同じ演算が記述されている場合、コンパイラはその演算を if 文の直前に移動することができます。実際にそのようにした場合、コンパイラは以前出現した一方の式に基づいて、命令に行番号を割り当てます。割り当てられた行番号が if 構造の分岐の 1 つに対応していて、実際にはもう一方の分岐が常に実行される場合、注釈付きソースでは、実行されない分岐内の行のメトリックスが表示されます。