Oracle Solaris Studio 12.2: パフォーマンスアナライザ

動的にコンパイルされる関数

動的にコンパイルされる関数は、プログラムの実行中にコンパイルされリンクされる関数です。コレクタ API 関数を使用して必要な情報をユーザーが提供しないかぎり、コレクタは C や C++ で記述された動的にコンパイルされる関数に関する情報を把握できません。API 関数については、「動的な関数とモジュール」を参照してください。情報を提供しなかった場合、関数は <Unknown> としてパフォーマンス解析ツールに表示されます。

Java プログラムの場合、コレクタは Java HotSpot 仮想マシンによってコンパイルされるメソッドに関する情報を取得するので、API 関数を使用して情報を提供する必要がありません。ほかのメソッドの場合、パフォーマンスツールはメソッドを実行する JVM ソフトウェアの情報を表示します。Java ユーザー表現では、すべてのメソッドがインタプリタされたバージョンとマージされます。マシン表現では、HotSpot でコンパイルされたバージョンが個別に表示され、JVM 関数はインタプリタされたメソッドごとに表示されます。