Oracle Solaris Studio 12.2: パフォーマンスアナライザ

collector_func_load()

実験への記録のため、動的にコンパイルされた関数に関する情報をコレクタに渡します。パラメータリストを次の表に示します。

表 3–1 collector_func_load() のパラメータリスト

パラメータ 

定義 

name

パフォーマンスツールで使用する、動的にコンパイルされた関数の名前。実際の関数名でなくてもかまいません。この名前は関数の通常の命名規則に従っている必要はありませんが、空白文字や引用符は含めないようにします。 

alias

関数の説明に使用する任意の文字列。NULL も使用できます。この文字列が解釈の対象となることはありません。空白文字を含めることができます。アナライザの「概要」タブに表示されます。何の関数であるか、またはなぜ関数が動的に構築されたかを示すために使用できます。

sourcename

関数の構築元であるソースファイルのパス。NULL も使用できます。このソースファイルは、注釈付きソースリストに使用されます。

vaddr

関数が読み込まれたアドレス。 

size

バイト数による関数のサイズ。 

lntsize

行番号テーブルのエントリの数を示すカウント。行番号情報がない場合には、ゼロとなります。 

lntable

lntsize エントリが入っているテーブル。各エントリは、整数対です。第 1 整数はオフセット、第 2 整数は行番号です。あるエントリのオフセットと次のエントリのオフセットとの間の命令はすべて、最初のエントリの行番号に対応します。オフセットは数値の昇順にする必要がありますが、行番号の順序は任意です。lntableNULL の場合、関数のソースリストは利用できませんが、逆アセンブリリストは利用できます。