Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

モジュールについてのデバッグ情報

module コマンドおよびそのオプションは、デバッグセッション中、プログラムモジュールを追跡するのに役立ちます。module コマンドを使用して、1 つまたはすべてのモジュールについてのデバッグ情報を読み込みます。通常 dbx は、必要に応じて、自動的にゆっくりとモジュールについてのデバッグ情報を読み込みます。

1 つのモジュール name についてのデバッグ情報を読み込むには、次のように入力します。


(dbx) module [-f] [-q] name

すべてのモジュールについてのデバッグ情報を読み込むには、次のように入力します。


(dbx) module [-f] [-q] -a

ここで

-a

すべてのモジュールを指定します。

-f

ファイルが実行可能より新しい場合でも、デバッグ情報を強制的に読み込みます。

-q

静止モードを指定します。

-v

言語、ファイル名などを出力する冗長モードを指定します。これはデフォルト値です。

現在のモジュール名を出力するには、次のように入力します。


(dbx) module