Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

デフォルトの抑止

RTC では、-g オプション (記号) を指定してコンパイルを行わなくてもすべてのエラーを検出できます。しかし、非初期化メモリーからの読み取りなど、正確さを保証するのに 記号 (-g) 情報が必要な特定のエラーもあります。このため、a.outrui や共有ライブラリの ruiaibair など特定のエラーは、記号情報が取得できない場合は、デフォルトで抑制されます。この動作は、-d オプション (suppress コマンドおよび unsuppress コマンド) を使用することで変更できます。

たとえば、次を実行すると、RTC は記号情報が存在しない (-g オプションを指定しないでコンパイルした) コードについて「非初期化メモリーからの読み取り (rui)」を抑制しません。


unsuppress -d rui

詳細については、unsuppress コマンド」を参照してください。