Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

JAR ファイルのデバッグ

Java アプリケーションは、JAR (Java Archive) ファイルにバンドルすることができます。JAR ファイルは、次の例に示すように dbxを使用することによってデバッグすることができます。


(dbx) debug myjar.jar

ファイル名が .jar で終わるファイルのデバッグを開始すると、dbx は、その JAR ファイルのマニフェストに指定されている Main_Class 属性を使って主クラスを特定します (主クラスは、アプリケーションのエントリポイントになっている、JAR ファイル内のクラスです)。フルパス名または相対パス名を使って JAR ファイルが指定された場合、dbxMain-Class 属性のクラスパスの前にそのディレクトリ名を追加します。

Main-Class 属性を持たない JAR ファイルをデバッグする場合、JAR URL 構文 jar:<url>!/{entry} を使用できます。この構文は、次の例のように、主クラスの名前を指定するために JarURLConnection (Java 2 Platform, Standard Edition のクラス) で指定されています。


(dbx) debug jar:myjar.jar!/myclass.class
(dbx) debug jar:/a/b/c/d/e.jar!/x/y/z.class
(dbx) debug jar:file:/a/b/c/d.jar!/myclass.class

これらの例のどの場合も、dbx は次のことを行います。