Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

動作中の Java アプリケーションへの dbx の接続

dbx を動作中の Java アプリケーションに接続するには、アプリケーションを起動するときに次の例に示すオプションを指定します。アプリケーションが起動すると、動作中のプロセスのプロセス ID を指定して dbx コマンドを実行することによって、デバッグを開始することができます (dbx コマンド」を参照)。


$ java -Djava.compiler=NONE -Xdebug -Xnoagent -Xrundbx_agent myclass.class
$ dbx - 2345

JVM ソフトウェアが libdbx_agent.so を見つけられるようにするには、Java アプリケーションを実行する前に正しいパスを LD_LIBRARY_PATH に追加する必要があります。

installation_directory は Oracle Solaris Studio ソフトウェアがインストールされている場所です。

動作中のアプリケーションに dbx を接続すると、dbx は Java モードでアプリケーションのデバッグを開始します。

Java アプリケーションが 64 ビットのオブジェクトライブラリを必要とする場合は、アプリケーションを起動するときに -d64 オプションを追加してください。この場合、dbx はアプリケーションが動作している 64 ビットの JVM ソフトウェアを使用します。


$ java -Djava.compiler=NONE -Xdebug -Xnoagent -Xrundbx_agent -d64 myclass.class
$ dbx - 2345