Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

Java モードで構文が異なる dbx コマンド

ここでは、Java のデバッグとネイティブコードのデバッグで構文が異なる dbx コマンドをまとめています。これらのコマンドは、Java モードとネイティブモードで動作が異なります。

コマンド  

ネイティブモードでの機能  

Java モードでの機能  

assign

プログラム変数に新しい値を代入します。 

局所変数またはパラメータに新しい値を代入します。 

call

手続きを呼び出します。 

メソッドを呼び出します。 

dbx

dbx を起動します。

dbx を起動します。

debug

指定されたアプリケーションを読み込んで、アプリケーションのデバッグを開始します。 

指定された Java アプリケーションを読み込んで、クラスファイルの有無を調べ、アプリケーションのデバッグを開始します。 

detach

dbx の制御下にあるターゲットプロセスを解放します。

dbx の制御下にあるターゲットプロセスを解放します。

display

あらゆる停止点で式を評価して表示します。 

あらゆる停止点で式か局所変数、パラメータを評価して表示します。 

files

正規表現に一致するファイル名を一覧表示します。 

dbx が認識しているすべての Java ソースファイルを一覧表示します。

func

現在の関数を表示するか、変更します。 

現在のメソッドを表示するか、変更します。 

next

ソースを 1 行ステップ実行します (呼び出しをステップオーバー)。 

ソースを 1 行ステップ実行します (呼び出しをステップオーバー)。 

print

式の値を表示します。 

式か局所変数、パラメータの値を表示します。 

run

引数を付けてプログラムを実行します。 

引数を付けてプログラムを実行します。 

step

ソースを 1 行か 1 文ステップ実行します (呼び出しにステップイン)。 

ソースを 1 行か 1 文ステップ実行します (呼び出しにステップイン)。 

stop

ソースレベルのブレークポイントを設定します。 

ソースレベルのブレークポイントを設定します。 

thread

現在のスレッドを表示するか、変更します。 

現在のスレッドを表示するか、変更します。 

threads

すべてのスレッドを一覧表示します。 

すべてのスレッドを一覧表示します。 

trace

実行されたソース行か関数呼び出し、変数の変更を表示します。 

実行されたソース行か関数呼び出し、変数の変更を表示します。 

undisplay

display コマンドを取り消します。

display コマンドを取り消します。

whatis

式の型または型の宣言を表示します。 

識別子の宣言を表示します。 

when

指定されたイベントが発生したときにコマンドを実行します。 

指定されたイベントが発生したときにコマンドを実行します。 

where

呼び出しスタックを表示します。 

呼び出しスタックを表示します。