Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

when コマンドと特定のイベントに対して有効な変数

一部の変数は、以下の表に示すように、when コマンドの本文内および特定のイベント対してのみ有効です。

表 B–1 sig イベントに固有の変数

変数  

内容の説明  

$sig

イベントを発生させたシグナル番号 

$sigstr

$sig の名前

$sigcode

適用可能な場合、$sig のサブコード

$sigcodestr

$sigcode の名前

$sigsender

必要であれば、シグナルの送信者のプロセス ID 

表 B–2 exit イベントに固有の変数

変数  

内容の説明  

$exitcode

_exit(2) または exit(3) に渡された引数の値、または main の戻り値

表 B–3 dlopen および dlclose イベントに固有の変数

変数 

内容の説明  

$dlobj

dlopen または dlclose されたロードオブジェクトのパス名 

表 B–4 sysin および sysout イベントに固有の変数

変数 

内容の説明  

$syscode

システムコールの番号 

$sysname

システムコールの名前 

表 B–5 proc_gone イベントに固有の変数

変数 

内容の説明  

$reason

シグナル、終了、強制終了、または切り離しのいずれか。 

表 B–6 thr_create イベントに固有の変数

変数 

内容の説明  

$newthread

新しく作成されるスレッドの ID (t@5 など)

$newlwp

新しく作成される LWP の ID (l@4 など)

表 B–7 watch イベントに有効な変数

変数 

内容の説明  

$watchaddr

アドレスが書き込まれたり、読みだされたり、実行されたりします。 

$watchmode

次のいずれかです。r は読み込み、w は書き込み、x は実行。そのあとに次のいずれかが続きます。a は後、b は前。