Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

funcs コマンド

funcs コマンドは、特定の正規表現に一致する関数名をすべて一覧表示します。ネイティブモードでだけ有効です。

構文

funcs

現在のプログラム内の関数すべてを一覧表示します。

funcs [-f file_name] [-g] [regular_expression]

-f file_name を指定すると、ファイル内の関数すべてが表示されます。-g を指定すると、デバッグ情報を持つ関数すべてが表示されます。file_name.o で終わる場合、コンパイラによって自動的に生成された関数を含むすべての関数がリストされます。そうでない場合、ソースコードにある関数のみがリストされます。

regular_expression を指定すると、この正規表現に一致する関数すべてが表示されます。

ここで

file_name は、一覧表示対象の関数が入っているファイルの名前です。

regular_expression は、一覧表示対象の関数が一致する正規表現です。

次に例を示します。


(dbx) funcs [vs]print
”libc.so.1”isprint
”libc.so.1”wsprintf
”libc.so.1”sprintf
”libc.so.1”vprintf
”libc.so.1”vsprintf