loadobject -list コマンドは、読み込まれているロードオブジェクトを表示します。ネイティブモードでだけ有効です。
loadobject -list [regexp] [-a]
ここで
regexp は正規表現です。指定していない場合は、コマンドがすべてのロードオブジェクトに適用されます。
各ロードオブジェクトのフルパス名が表示されます。また、余白部分には状態を示す文字が表示されます。隠されたロードオブジェクトは、-a オプションを指定した場合のみリスト表示されます。
"hidden" を意味します (シンボルは、whatis や stop in などのシンボル照会では検出されません)。
有効なプロセスがある場合、u は「マップされていない」を意味します。
この文字は、事前に読み込まれた LO、つまり loadobject -load コマンドまたはプログラムの dlopen イベントの結果を示します。
次に例を示します。
(dbx) lo -list libm /usr/lib/64/libm.so.1 /usr/lib/64/libmp.so.2 (dbx) lo -list ld.so h /usr/lib/sparcv9/ld.so.1 (rtld)
最後の例は、実行時リンカーのシンボルがデフォルトでは隠されていることを示します。これらのシンボルを dbx コマンドで使用するには、次の 「loadobject -use コマンド」を使用します。