ネイティブモードでは、次の構文が有効です。
指定 file_name に全トレース出力を送ります。トレース出力を標準出力に戻すには、file_name の代わりに - を使用します。トレース出力は常に file_name に追加されます。トレース出力は、dbx がプロンプト表示するたび、またアプリケーションが終了するたびにフラッシュされます。dbx 接続後にプログラムの実行を再開するか新たに実行を開始すると、file_name が常に開きます。
各ソース行、関数呼び出し、および戻り値をトレースします。
指定 function の中で各ソース行をトレースします。
指定のソース line_number をトレースします。
指定 function の呼び出しとこの関数からの戻り値をトレースします。
file_name 内のいずれかの関数の呼び出しとその関数からの戻り値をトレースします。
function という名前のメンバー関数の呼び出しをトレースします。
functionという名前の関数が呼び出されるとトレースします。
class のメンバー関数の呼び出しをトレースします。
variable の変更をトレースします。
ここで
file_name は、トレース出力の送信先ファイルの名前です。
function は、関数の名前です。
line_number は、ソースコード行の番号です。
class は、クラスの名前です。
variable は、変数の名前です。
ネイティブモードでは、次の修飾子が有効です。
condition_expression が真の場合にだけ、指定したイベントが 発生します。
指定したイベントが関数で発生した場合にだけ、実行が停止します。
カウンタが 0 で開始され、イベントの発生ごとに増分されます。number に到達すると、実行が停止され、カウンタが 0 にリセットされます。
カウンタが 0 で開始され、イベントの発生ごとに増分されます。実行は停止されません。
イベントの発生時に削除される一時的なブレークポイントを作成します。
無効状態のブレークポイントを作成します。
命令レベルのバリエーションを実行します。たとえば、step は命令レベルのステップ実行になり、at では行番号ではなくテキストアドレスを引数として指定します。
このイベントをデバッグ中は常に有効にします。一部のイベント (ブレークポイントなど) は、常に有効にするのには適していません。 delete all は、常に有効なハンドラを削除しません。削除するには、delete hid を使用します。
status コマンドからイベントを隠ぺいします。一部のインポートモジュールでこれが使用されることがあります。そのようなモジュールを表示するには、status -h を使用します。
指定した LWP で指定したイベントが発生した場合にだけ、実行が停止します。
指定したスレッドで指定したイベントが発生した場合にだけ、実行が停止します。