Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

ネイティブモードの構文

what is [-n] [-r] name

型ではない name の宣言を出力します。

whatis -t [-r] type

type の宣言を出力します。

whatis -e [-r] [-d] expression

expression の型を出力します。

ここで

name は、型ではない名前です。

type は、型名です。

expression は、有効な式です。

-d は、静的型ではなく動的型を表示します (C++ のみ)。

-e は、式の型を表示します。

-n は、型ではない宣言を表示します。-n はオプションを指定せずに whatis コマンドを使用したときのデフォルト値であるため、-n を指定する必要はありません。

-r は、基底クラスに関する情報を出力します (C++ のみ)。

-t は、型の宣言を表示します。

C++ のクラスや構造体に対して whatis コマンドを実行すると、定義済みメンバー関数すべて (未定義メンバー関数は除く)、静的データメンバー、クラスのフレンド、およびそのクラス内で明示的に定義されているデータメンバーのリストが表示されます。

-r (recursive) オプションを指定すると、継承クラスからの情報が追加されます。

-d フラグを -e フラグと併用すると、式の動的型が使用されます。

C++ の場合、テンプレート関係の識別子は次のように表示されます。