Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

C++ プログラムにおける無名引数を評価する

C++ では、無名の引数を持つ関数を定義できます。次に例を示します。


void tester(int)
{
};
main(int, char **)
{
   tester(1);
};

無名の引数はプログラム内のほかの場所では使用できませんが、dbx は無名引数を評価できる形式にコード化します。その形式は次のとおりです。ここで、dbx は %n に整数を割り当てます。


_ARG%n

コンパイラによって割り当てられた引数名を入手するには、対象の関数名を指定した whatis コマンドを実行します。


(dbx) whatis tester
void tester(int _ARG1);
(dbx) whatis main
int main(int _ARG1, char **_ARG2);

詳細については、whatis コマンド」を参照してください。

無名の関数引数を評価 (表示) するには、次のようにします。


(dbx) print _ARG1
_ARG1 = 4