Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

omp_tr コマンド

omp_tr コマンドは、現在のタスク領域に関する説明を出力します。これには、タスク領域 ID、型 (暗黙的、明示的)、状態 (生成済み、実行中、または待機中)、実行中のスレッド、プログラムの場所 (プログラムのカウンタアドレス)、未完了の子、親が含まれます。

構文

omp_tr

現在のタスク領域の説明を出力します。

omp_tr task_region_id

指定されたタスク領域の説明を出力します。このコマンドが実行されても、dbx は、現在のタスク領域を指定されたタスク領域に切り替えません。

omp_tr -ancestors

現在のタスク領域から、現在のタスク領域ツリーのルートに至るまで、パス上のすべてのタスク領域の説明を出力します。

omp_tr task_region_id - ancestors

指定されたタスク領域から、そのルートに至るまで、パス上のすべてのタスク領域の説明を出力します。

omp_tr -tree

タスク領域ツリー全体の説明を出力します。