自動スコープ宣言は、自動的にスコープ宣言される変数を __auto データスコープで指定するか、default(__auto) 節を使用することで呼び出されます。どちらも、Solaris Studio コンパイラで提供される OpenMP で拡張された仕様です。
構文: __auto(list-of-variables)
Fortran の場合、__AUTO(list-of-variables) も使用できます。
並列構文またはタスク構文上の __auto 節は、コンパイラが構文中で指定された変数のスコープを自動的に特定するように指示します。auto の前の下線は 2 つであることに注意してください。
__auto 節は、PARALLEL、PARALLEL DO/for、PARALLEL SECTIONS、Fortran 95 PARALLEL WORKSHARE、または TASK 指令で使用できます。
__auto 節で変数を指定した場合、ほかのデータ共有属性節でその変数を指定できません。
構文: default(__auto)
Fortran の場合、DEFAULT(__AUTO) も使用できます。
並列構文またはタスク構文上の default(__auto) 節は、どのデータスコープ節でも明示的にスコープ宣言されていない、構文内で参照される変数すべてのスコープを、コンパイラが自動的に決定するように指示します。
default(__auto) 節は、PARALLEL、PARALLEL DO/for、PARALLEL SECTIONS、Fortran 95 PARALLEL WORKSHARE、または TASK 指令で使用できます。