Oracle Solaris Studio 12.2: Fortran ユーザーズガイド

3.4.155 -xpagesize= size

スタックとヒープ用に優先ページサイズを設定します。

SPARC プラットフォームでは、size 値には次のいずれかを指定します。

8K 64K 512K 4M 32M 256M 2G 16G または default

x86 プラットフォームでは、size 値には次のいずれかを指定します。

4K 2M 4M または default

例: -xpagesize=4M

これらすべてのページサイズが、あらゆるプラットフォームでサポートされているわけではなく、アーキテクチャーと Solaris 環境に依存します。ページサイズは、ターゲットプラットフォーム上で Solaris オペレーティング環境に有効なページサイズを指定する必要があります。有効なページサイズは getpagesizes(3C) によって返される値です。有効なページサイズを指定しないと、要求は実行時に暗黙的に無視されます。Solaris オペレーティング環境では、ページサイズ要求に従うという保証はありません。

実行中のプログラムが要求したページサイズを受け取ったかどうかを判断するには、pmap(1) または meminfo(2) を使用します。

-xpagesize=default を指定すると、フラグは無視されます。size 値を指定しないで -xpagesize を指定することは、-xpagesize=default と同義です。

このオプションは、-xpagesize_heap=size-xpagesize_stack=size を組み合わせたマクロです。これら 2 つのオプションは -xpagesize と同じ次の引数を受け入れます。両方に同じ値を設定するには -xpagesize=size を指定します。別々の値を指定するには個々に指定します。

このフラグを指定してコンパイルするのは、LD_PRELOAD 環境変数を同等のオプションで mpss.so.1 に設定するか、またはプログラムを実行する前に同等のオプションを指定して Solaris 9 コマンドの ppgsz(1) を実行するのと同じことです。詳細は、Solaris 9 マニュアルページを参照してください。