Oracle Solaris Studio 12.2: Fortran ユーザーズガイド

4.6.9 Fortran 2003 の書式付き入出力機能

3 つの新しい Fortran 2003 書式付き入出力指定子が、f95 に実装されています。これらの指定子は、OPENREADWRITEPRINT、および INQUIRE 文で指定されます。

INQUIRE 文で使用する場合は、これらの指定子は、現在の値を返すための文字変数を宣言します。

新しい編集記述子 DPDCRP、および RC は、単一の FORMAT 文内のデフォルトの設定を、それぞれ、小数点、小数部のコンマ、プロセッサ定義の丸め、および互換性のある丸めに変更します。次に例を示します。

WRITE(*,’(I5,DC,F10.3)’) N, W

F10.3 出力項目のピリオドの代わりにコンマが使用されます。

書式付き入出力の浮動小数点丸めモードの変更については、-iorounding コンパイラコマンド行オプションも参照してください (「3.4.45 –iorounding[={ compatible|processor-defined}]」)。