Oracle Solaris Studio 12.2: Fortran ユーザーズガイド

A.1 オペレーティングシステムのエラーメッセージ

オペレーティングシステムのエラーメッセージには、システムコールの失敗、C ライブラリのエラー、シェルの診断などがあります。システムコールのエラーメッセージは、intro(2) に記載されています。Fortran ライブラリを介して行われたシステムコールから、直接エラーメッセージが生成されることはありません。Fortran ライブラリの中にある次に示すシステムルーチンが、C のライブラリルーチンを呼び出し、それがエラーメッセージを生成します。


        integer system, status
        status = system("cp  afile bfile")
        print*, "status = ", status
        end

このようにすると、次のメッセージが表示されます。


cp: cannot access afile
 status =  512