Oracle Solaris Studio 12.2: Fortran ユーザーズガイド

2.5.2 環境変数の使用

FFLAGS または OPTIONS 変数を設定して、オプションを指定することができます。

コマンド行で FFLAGS または OPTIONS のいずれかを明示的に指定できます。make の暗黙のコンパイル規則を使用している場合は、make プログラムによって FFLAGS が自動的に使用されます。

例: FFLAGSを設定します (C シェル)。


demo% setenv FFLAGS ’-fast -Xlist’

例: FFLAGS を明示的に使用します。


demo% f95 $FFLAGS any.f

make を使用するときに、FFLAGS 変数が前述のように設定されており、メイクファイルの「暗黙」のコンパイル規則が適用される場合 (すなわち「明示的」なコンパイラコマンド行がない場合) に make を実行すると、次のコンパイルを実行した場合と同じ意味になります。

f95 -fast -Xlist files

make は Sun のすべてのコンパイラで使用できる強力なプログラム開発ツールです。make(1) マニュアルページおよび『Fortran プログラミングガイド』の第 3 章「プログラム開発」の章を参照してください。


注 –

make が仮定するデフォルトの暗黙的規則では、.f95 および .mod (モジュールファイル) という拡張子付きのファイルを認識できません。詳細は、『Fortran プログラミングガイド』および Fortran の README ファイルを参照してください。