C コンパイルシステムはコンパイラ、アセンブラ、およびリンカーから構成されます。cc コマンドは、コマンド行オプションでほかの指定をしないかぎり、この 3 つの構成要素をそれぞれ自動的に起動します。
表 A–15 では、cc コマンドで使用できるオプションについて説明しています。
次の図に C コンパイルシステムの構成を示します。
 表 1–1  C コンパイルシステムの構成要素
表 1–1  C コンパイルシステムの構成要素| コンポーネント | 内容の説明 | 使用時の注意 | 
|---|---|---|
| プリプロセッサ (前処理系) | -Xs のみ | |
| コンパイラ (-Xs 以外のモードではプリプロセッサが組み込まれている) | ||
| 静的同期バグ検出 | (SPARC) | |
| コードオプティマイザ | -O、-xO2、-xO3、-xO4、-xO5、-fast | |
| アセンブラ | ||
| コード生成、インライン機能、アセンブラ | 
 | |
| 内部手続きオプティマイザ | 
 | |
| ポストオプティマイザ | (SPARC) | |
| 中間コード翻訳 | (x86) | |
| コードジェネレータ | (x86) | |
| リンカー | ||
| コメントセクションの操作 | -mr |