Oracle Solaris Studio 12.2: C ユーザーガイド

2.1 定数

ここでは、Solaris Studio C コンパイラの定数に関する情報を掲載します。

2.1.1 整数定数

次の表に示すように、10 進数、8 進数、16 進数の定数に接尾辞を付けて型を示すことができます。

表 2–1 データ型の接尾辞

接尾辞  

種類  

u または U

unsigned

l または L

long

ll または LL

long long ( -xc99=none-Xc モードでは使用できません)

luLULulUuluLUlUL のいずれか

unsigned long

lluLLULLullUullULLuLLUll のいずれか

unsigned long long (-xc99=none -Xc モードでは使用できません)

-xc99=all を指定する場合、定数の大きさに応じて、次のリストから値が表現でき る最初の型を使用します。

long long int で表現できる値の最大値を超えると、コンパイラは警告を発行します。

-xc99=none を指定すると、コンパイラが接尾辞を持たない定数の型を割り当てる場合、定数の大きさに応じて、次の中から値が表現できる最初の型を使用します。

2.1.2 文字定数

エスケープシーケンスの発生しない複数バイト文字セットの値は、各文字の示す数値から派生しています。たとえば定数 ’123’ の持つ値は次のようになります。

0

’3’

’2’

’1’

あるいは 0x333231 です。

-Xs オプション使用の場合、あるいは ISO でないほかの C では、この値は次のようになります。

0

’1’

’2’

’3’

または 0x313233