ここでは、Solaris Studio C コンパイラの定数に関する情報を掲載します。
次の表に示すように、10 進数、8 進数、16 進数の定数に接尾辞を付けて型を示すことができます。
表 2–1 データ型の接尾辞| 接尾辞 | 種類 | 
|---|---|
| u または U | unsigned | 
| l または L | long | 
| ll または LL | |
| lu、LU、Lu、lU、ul、uL、Ul、UL のいずれか | unsigned long | 
| llu、LLU、LLu、llU、ull、ULL、uLL、Ull のいずれか | unsigned long long (-xc99=none や -Xc モードでは使用できません) | 
-xc99=all を指定する場合、定数の大きさに応じて、次のリストから値が表現でき る最初の型を使用します。
int
long int
long long int
long long int で表現できる値の最大値を超えると、コンパイラは警告を発行します。
-xc99=none を指定すると、コンパイラが接尾辞を持たない定数の型を割り当てる場合、定数の大きさに応じて、次の中から値が表現できる最初の型を使用します。
エスケープシーケンスの発生しない複数バイト文字セットの値は、各文字の示す数値から派生しています。たとえば定数 ’123’ の持つ値は次のようになります。
| 0 | ’3’ | ’2’ | ’1’ | 
あるいは 0x333231 です。
-Xs オプション使用の場合、あるいは ISO でないほかの C では、この値は次のようになります。
| 0 | ’1’ | ’2’ | ’3’ |