Oracle Solaris Studio 12.2: C ユーザーガイド

4.3.15 -errwarn=t

指定された警告メッセージが表示された場合、lint はエラーステータスを返して終了します。t には、次の 1 つまたは複数の項目をコンマで区切って指定します。tagno%tag%all%none。指定する順序は重要です。たとえば、%all,no%tag と指定した場合、tag 以外の警告が発行されると、lint は致命的なエラーステータスで終了します。-errwarn の値を次に示します。

表 4–6 -errwarn のフラグ

tag

tag に指定されたメッセージが警告メッセージとして発行された場合、lint は致命的なエラーステータスで終了します。tag に指定されたメッセージが発行されない場合は無効です。

no%tag

タグに指定されたメッセージが警告メッセージとしてだけ発行された場合に、lint が致命的なエラーステータスで終了することがないようにします。tag に指定されたメッセージが発行されない場合は無効です。このオプションは、tag または %all を使用して以前に指定されたメッセージが警告メッセージとして発行されても lint が致命的なエラーステータスで終了しないようにする場合に使用してください。

%all

警告メッセージが何か発行される場合に lint が致命的なエラーステータスで終了するようにします。%all に続いて no%tag を使用して、特定の警告メッセージを対象から除外することもできます。

%none

どの警告メッセージが発行されても lint が致命的なエラーステータスで終了することがないようにします。

デフォルトは -errwarn=%none です。-errwarn だけを指定した場合、-errwarn=%all を指定したことと同じになります。