Oracle Solaris Studio 12.2: C ユーザーガイド

4.3.26 -Ncheck=c

ヘッダーファイル中の宣言の対応とマクロの検査を行います。c には、検査項目である macroextern%all%noneno%macrono%extern の 1 つまたは複数をコンマで区切って指定します。

表 4–7 -Ncheck のフラグ

値 

意味  

macro

ファイル間でのマクロ定義の一貫性を検査します。 

extern

ソースファイルとそれに関連するヘッダーファイルとの間の宣言の 1 対 1 対応を検査します (たとえば file1.cfile1.h)。ヘッダーファイルの extern 宣言に余分も不足もないことを確認します。

%all

-Ncheck のすべての検査を実行します。

%none

-Ncheck の検査を実行しません。これはデフォルト値です。

no%macro

-Ncheck のマクロ検査を実行しません。

no%extern

-Ncheckextern 検査を実行しません。

デフォルトは -Ncheck=%none です。-Ncheck だけを指定すると、-Ncheck=%all を指定するのと同じことになります。

値はコンマを用いて組み合わせることができます (例: -Ncheck=extern,macro)。

次に例を示します。


% lint -Ncheck=%all,no%macro

この例はマクロ以外のすべての検査項目を実行します。