Oracle Solaris Studio 12.2: C ユーザーガイド

A.1.2 コンパイル時とリンク時のオプション

次の表は、リンク時とコンパイル時の両方に指定する必要があるオプションをまとめています。

表 A–2 コンパイル時とリンク時のオプション表

オプション  

処理  

-fast

実行可能コードの速度を向上させるコンパイルオプションの組み合わせを選択します。

-m32|-m64

コンパイルされたバイナリオブジェクトのメモリーモデルを指定します。 

-mt

-D_REENTRANT -lthread に展開されるマクロオプションです。

-p

prof(1) がプロファイルデータを収集するためのオブジェクトコードを作成します。

-xarch

命令セットアーキテクチャーを指定します。

-xautopar

複数プロセッサ用の自動並列化を有効にします。

-xhwcprof

(SPARC) コンパイラのハードウェアカウンタによるプロファイリングのサポートを有効にします。

-xipo

内部手続き解析パスを呼び出すことにより、プログラム全体の最適化を実行します。

-xlinkopt

再配置可能なオブジェクトファイルのリンク時の最適化を実行します。

-xmemalign

(SPARC) 想定するメモリー境界整列の最大値と、境界整列に失敗したデータがアクセスされた際の動作を指定します。

-xopenmp

明示的な並列化のための OpenMP インタフェースをサポートします。このインタフェースには、ソースコード指令セット、実行時ライブラリルーチン、環境変数などが含まれます。

-xpagesize

スタックとヒープ用の優先ページサイズを設定します。

-xpagesize_stack

スタック用の優先ページサイズを設定します。

-xpagesize_heap

ヒープ用の優先ページサイズを設定します。

-xpg

gprof(1) によるプロファイルの準備として、データを収集するためのオブジェクトコードを生成します。

-xprofile

プロファイルのデータを収集、または最適化のためにプロファイルを使用します。

-xvector=lib

ベクトルライブラリ関数を自動的に呼び出すようにします。