Oracle Solaris Studio 12.2: C ユーザーガイド

B.2.4 -B[static| dynamic]

リンク時に結合するライブラリを静的と動的のどちらにするかを指定します。static (静的) と指定するとライブラリが非共有ライブラリであることを示し、dynamic (動的) と指定すると共有ライブラリであることを示します。

-Bdynamic を指定すると、-lx オプションが指定されていれば、リンカーは libx.so というファイルを探し、次に libx.a というファイルを探します。

-Bstatic を指定すると、リンカーは libx.a というファイルだけを探します。このオプションは、コマンド行中で何度も指定して、切り替えることができます。このオプションと引数は ld(1) に渡されます。


注 –

Solaris の 64 ビットコンパイル環境では、多くのシステムライブラリ (libc など) は、動的ライブラリのみ使用することができます。このため、コマンド行の最後に -Bstatic を使用しないでください。


このオプションと引数はリンカーに渡されます。