Oracle Solaris Studio 12.2: C ユーザーガイド

B.2.13 -erroff[= t]

このコマンドは、C コンパイラの警告メッセージを無効にします。エラーメッセージには影響しません。このオプションは、-errwarn でゼロ以外の終了状態を発生させるように指定されているかどうかにかかわらず、すべての警告メッセージに適用されます。

t には、次の 1 つまたは複数の項目をコンマで区切って指定します。tagno%tag%all%none。指定順序によって実行内容が異なります。たとえば、「%all,no%tag」と指定すると、tag 以外のすべての警告メッセージを抑制します。次の表は、-erroff の値を示しています。

表 B–3 -erroff のフラグ

フラグ 

意味  

tag

tag のリストに指定されているメッセージを抑制します。-errtags=yes オプションで、メッセージのタグを表示することができます。

no%tag

tag 以外のすべての警告メッセージを抑制します。

%all

すべての警告メッセージを抑制します。 

%none

すべてのメッセージの抑制を解除します (デフォルト)。 

デフォルトは -erroff=%none です。-erroff と指定すると、-erroff=%all を指定した場合と同じ結果が得られます。

-erroff オプションで無効にできるのは、C コンパイラのフロントエンドで -errtags オプションを指定したときにタグを表示する警告メッセージだけです。無効にするエラーメッセージをさらに詳細に設定することができます。「2.11.6 error_messages」を参照してください。